会社の外で患者さんを診ている精神科医 × 会社の中から労働者を見る産業医
だから、その人全体を見ることができます。

はたらく人・学生のメンタルクリニック

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注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害(ADHD)

注意欠如多動症/注意欠陥多動性障害(ADHD)を具体的な例を交えて詳しくご説明します。

治療は?

自分の特性を知って、上手に自分を取り扱えるようになることが大事です

 治療は行動療法と薬物療法になります。行動療法は医療・心理だけではなく、育てるという要素も含まれています。「学習理論に基づいて、間違った学習の解除や、適応できる行動の再学習を行う手法」です。大人になってくると子どもの頃の失敗が積み重なり自信の獲得が出来なかった人も多数含まれるため、否定的な自己評価にも注目し認知行動療法が行われます。
 ADHDは複数の業務を同時にこなすのが苦手といわれています。的確な優先順位をたて順序だてて業務を行うのが苦手な傾向がありますし、それぞれの業務が中途半端になりやすく、ケアレスミスにも繋がります。例えば、職人として1つの業務に打ち込むことはお勧めできる一方で、職人として同じ業務内容であっても複数の契約先と契約を同時に結んでしまうと処理しきれなくなる可能性があります。デザイナーであれば、1つの依頼を終えてから他の依頼に取り掛かることは容易に出来ても、同時に複数の依頼を受けてしまうと処理しきれなくなるといった具合です。働き方1つに関してもその方の状態を考えつつ現状で一番良い選択肢探していく必要があると考えられます。

 ADHD症状は単一の原因ではなく薬物療法だけでは症状が完全に消えるわけではありませんが、神経伝達物質の機能異常の部分は薬物療法で対応することで改善が期待されます。薬物療法は自転車で言うと補助輪といわれています。
 上手にADHD症状とうまく付き合えるまでは内服のサポートを使いつつ、ADHDの症状で困ることが減ってくれば減量・中止をしていけばよいのです。逆に、薬を使用することで上手に制御できるようになるまでの期間が短くなる可能性が十分にあります。そのため、内服治療で改善する場合は薬物療法も有効だと考えています。内服が有効な可能性は60-80%といわれています。薬物療法を行って効果がなかったからといって、ADHDではないということはいえません。

ADHD 忘れ物対策

当院では企業内や教育現場を見てきた経験から、企業内や教育現場で起こしやすいトラブルに注目し、働く人と学生のADHDの治療を行っております。例えば、チェックリストがあっても確認ミスが生じてしまう人は、1つ1つチェックしているのではなく一気にすべてを確認して一気にすべてのチェックリストに[レ]をつけていく傾向があります。そのような業務中に起こりやすい問題を抽出出来るのは、精神科医と専属産業医の経験からの目線であると考えております。仕事や学業でミスを繰り返す人、人と同じことが出来ない人、ミスを繰り返したためにメンタル不調に陥っている人は是非ご相談ください。